3Dプリンターで料理、ゲノム食材… 食の未来に大変革:日本経済新聞

  • 食べるものをつくるという、基本的なものづくりまでテクノロジーでできるとなると、いよいよ人間が生きていくために人間が不必要になっていく感じがします。

3Dプリンターで料理、ゲノム食材… 食の未来に大変革:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36448810S8A011C1SHA000/

ゲノム編集、次は「食」 GABA15倍のトマトも:日本経済新聞

  • 品種改良はこれまでも家畜や農作物に対して行われてきたが、それらがあくまでも交配を人為的に行うことでなされてきたのに対し、クリスパー・キャス9を用いたゲノム編集は直接遺伝子の組成にてを加える点で革新的。
  • 食物の栄養素がどのように身体に良し悪し作用しているか、完全に解読できているならば良い部分のみを強化した食物をつくればよいが、話はそこまで単純なのだろうか。

 

ゲノム編集、次は「食」 GABA15倍のトマトも:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42268240Z00C19A3EA5000/

パラノイアだけが生き残る

  • 組織が戦略的転換をはかるためには、よく練られた精緻な計画から手綱をはなして、カオスに身を任せなければならない。
  • カオスに身を任せて、組織が向かっていく方向性が朧気ながら見えてきたら、リーダーが進んでいく方向を明確に示し、組織のリソースを一点に集中させなければならない。
  • リーダーとして組織の進んでいく方向を示すときには、その方向が正しいか100%の確証を持てるものではない。しかしながら、その決断が正しかろうと正しくなかろうと、はっきりと決断することが何よりも重要なのだ。

意思決定の理論と技法

・価値判断については、価値判断基準(単数ないし複数)を明確にし、価値判断基準のトレードオフに関する判断を行うのは意思決定者の責任である、ということを強調したい。この判断は次のような手順で行われる。まず成し遂げたいことのリスト(ウィッシュ・リスト)を見ながら、意思決定者として自らの(あるいは自分たちの)価値判断基準を見極める。次に見極めた価値判断基準に基づいて、それぞれの選択肢の結果がどうなるかを測定する。価値判断基準が複数あれば、この作業を全価値判断基準について行う。ある選択肢がすべての価値判断基準を最大(適)化すれば何も問題はないが、そうでない場合は、複数の代替案につき、複数の価値判断基準がどうなるかを明確にしたうえで、意思決定者としての最終的な価値のトレードオフの判断を行う。

・良い意思決定とは、「自分・会社の持つ価値判断基準、未来に関する情報とその判断、経営資源の制約や会社が保有するスキルに照らして、最も良い結果が得られる確率を高める、納得性・論理性の高い意思決定」である。

 

意思決定の理論と技法―未来の可能性を最大化する

意思決定の理論と技法―未来の可能性を最大化する

 

 

 

ハンナ・アレント

 以下は全て本文からの抜粋。

・膨張のための膨張は無限の過程であり、その渦中に入った者は自分のままであり続けることは決して許されない。この潮流に一旦身を任せた者は、この過程の法則に服従し、その運動を持続させるための匿名の諸力と自らを一体化し、自分自身を単なる一機能とみなし、その機能に徹することこそそのダイナミックな潮流の方向の体現であると認め、それが人間の果たしうる最高の業績であると考えることしかできない。こうなったとき人は自分が「過ちを犯すことはあり得ず」自分のすることはすべて正しいと実際に妄想するようになる。

・西欧のナショナルな土地共同体に対抗して血の共同体を強調したことは、土地に根を持たぬ東欧及び南欧の諸民族の要求にきわめて正確に対応するものだったが、同時にそれ以上とは言えないまでも大都会の根無し草的大衆の必要にも合致し、それ故に全体主義運動のあれほど重要な構成要素になったのである。

・知的エリートをモッブと同じく全体主義のテロルに惹き寄せたものは、むしろそれが言葉の最も真の意味におけるテロリズム、一種のテロルの哲学と関係していたという事実である。テロルは政治的行為そのものの表現形式となり、自己を表現し既成のもの一切に対する自分たちの憎悪と盲目的なルサンチマンを表現する手段となった。

 

ハンナ・アレント (講談社学術文庫)

ハンナ・アレント (講談社学術文庫)

 

 



Man made Meat

  • 動物から肉を切り取る以外の方法で食肉(Fake Meat)を得るテクノロジーが進展している。
  • 生肉の一切れから幹細胞を増殖させたり、植物性の原料から食肉に近い食感や味を持った食材を生成したりすることが可能になりつつある。
  • 植物性原料から生成するFake Meatはビーガン人口が増えるにつれて需要が高まってゆく。
  • 牧畜による食肉の生成は、生産コストが高く二酸化炭素の排出量も多い。テクノロジーを活用したFake Meatの生産は、世界的な人口増加や二酸化炭素排出量の抑制に対しても有効である。

《参考》


wired.jp

youtu.be

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MaaS(Mobility as a Service)

  • MaaS(Mobility as a Service)とは「様々な種類の輸送サービスが需要に応じて利用できる単一のサービスに統合されたもの」
  • MaaSの諸形態
  1. サービス統合型…複数の移動サービスに一元的にアクセスできるプラットフォームを作り、公共交通の利便性を高めたり効率化を図る取り組み。
  2. サービス高度化型…「統合」に軸足を置かず、データ連携などの形で各交通手段の利便性を高めようという取り組み。
  3. その他関連ビジネス型…駐車場や保険・金融サービスなどの分野で、新しい技術の普及に伴い高度化が進んだサービスの中で移動に関連するもの。
  1. 利用者にとって…移動手段の最適化による、時間・コスト上のメリット*1
  2. 交通事業者にとって…データの蓄積・分析による運営効率の向上
  3. 都市・周辺事業者にとって…①買い物・住宅・保険など周辺領域での利便性向上②(特に自動車の)稼働率向上により、道路や駐車場などが縮小し、土地活用の最適化

《参考》

日本政策投資銀行『MaaS(Mobility as a Service)の現状と展望 ~デジタル技術と新たなビジネスモデルによる「移動」の再定義』

https://www.dbj.jp/ja/topics/report/2018/files/0000032052_file2.pdf

 

youtu.be

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*1:移動手段が他領域例えばヘルスケアと統合されることにより、移動中に簡単なメディカル・チェックを受けられるなどといった派生があり得る。