手指消毒で失われるもの

COVID-19の影響で「どこに行ってもまず手指消毒」と社会全体が半ば神経症的になっている。もちろん、感染性が強いウィルスを社会全体で食い止めるためには個々人での予防行為が重要な意味を持つということに異論はないが、COVID-19との関わりのみを考えればよいわけではない。私たちの体内には数百兆個の常在菌が存在しており、そういった菌の多様性が免疫や代謝など健康の様々な側面に影響している。COVID-19という眼前の脅威に対して視野狭窄的に対応することがまた別の新たな問題を生んでいないか、改めて考える必要があるようにおもう。

 

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